KASANERU セキュリティの取り組み
第1版・2026年10月9日。お客さま(情報システム担当・経営者)向けの説明です。実施済みのことと、未実施のことを分けて書いています。 記載は、製品の実装と運用の実際に基づきます。
1. 提供形態とデータの置き場所
- ・クラウドで提供します。会社ごとに、データベースと添付ファイルの保存場所を分けた環境です。会社どうしのデータは、データベースのファイルの段階で分かれています
- ・共有の環境:標準の提供では、1台のサーバーと1つのアプリを複数の会社で共有します。データは会社ごとに分かれますが、処理能力・アプリの更新・障害の影響は共有です
- ・専用の環境(別料金・要相談):他社と同居しない1社専用のサーバーも、個別にご相談ください。Microsoft 365・Google Workspace とのシングルサインオンと、名簿・予定の同期は、専用の環境でご利用いただけます
- ・設置場所:国内のクラウド(VPS)事業者のサーバーです(「再委託先一覧」をご覧ください)。データの保管は、国内です。AI 機能を有効にしたときだけ、申請の内容が、外部の AI サービス(米国)に送られます。契約者が登録したデータが外部に送られるのは、AI 機能を有効にしたときと、契約者が設定した外部連携のときだけです。紹介サイト(会社ごとの画面を除く)では、閲覧者が同意したときだけ、閲覧状況の集計(Google アナリティクス)のために、閲覧情報が外部に送られます(契約者のデータは含みません)
- ・運営者がお客さまのデータを見るのは、障害対応・お客さまの依頼に基づく作業のときだけです(日常的な閲覧はしません)
2. 認証(ログイン)
| 項目 | 内容 | 状況 |
|---|---|---|
| パスワード | 10文字以上。保存は、元に戻せない形で、運営者にも元の文字列は分かりません | 実施済み |
| 多要素認証(MFA) | 認証アプリ(Google Authenticator・Microsoft Authenticator など)、パスキー(指紋・顔・PIN でのログイン)、回復コード。会社の設定で「任意/管理者は必須/全員必須」を選べる。新しい会社の初期設定は「管理者は必須」 | 実施済み(実機の端末で、認証アプリ・パスキーの登録を確認) |
| シングルサインオン | Microsoft 365・Google のアカウントでのログインに対応(専用環境)。パスワードでのログインを止める設定もある | 実施済み(外部の実環境での検証は、ご要望に応じて行います) |
| 総当たり対策 | 失敗が続くと、一定時間(15分)止める | 実施済み |
| ログイン情報の失効 | パスワード・MFA の設定を変えると、すでに発行されたログイン情報が無効になる。無効にした社員は、その場で入れなくなる | 実施済み |
| 初期パスワード | 管理者が決めたパスワードのままの人は、自分のパスワードに変えるまで、ほかの画面にも入れない | 実施済み |
| メールを持たない社員 | パスワードの再設定は、管理者が行う(本人だけで再設定できる経路を作らない) | 実施済み |
3. 権限と、見られるものの範囲
- ・権限は「管理者」「一般」の2種類で、ログイン情報ではなくデータベースの現在値で判定します(権限を外した直後から効きます)
- ・申請の承認は「いまの承認者」だけが行えます。添付ファイルは、申請者・承認者・回覧先・管理者だけが開けます(関係のない人には「見つかりません」と応答し、存在も知らせません)
- ・チャット:公開チャネルは全員、非公開・DM は参加者だけ。管理者によるチャットログの確認は、会社が有効にしたときだけで、有効にした時刻より前の非公開・DM は見られません。自分ひとりだけの DM(メモ)は、管理者も、運営者の画面も、確認できません。確認・出力は、すべて操作ログに残ります
- ・画面の裏をかく直接アクセス(URL を直接たたく)にも、同じ確認が効きます(自動テストで確認)
- ・会社どうしの分離:他の会社のログイン情報は、会社ごとに別の名前の Cookie と、中身に含まれる会社コードの両方で確認され、他社の URL では通りません(実際のサーバーで確認)
4. 通信とデータの保護
| 項目 | 内容 | 状況 |
|---|---|---|
| 通信の暗号化 | 常時 HTTPS。TLS 1.2 と 1.3 のみ。HTTP でのアクセスは、HTTPS へ転送。証明書は自動更新 | 実施済み |
| 秘密情報の保存 | 外部サービスの接続情報(メールのパスワード、チャットのトークンなど)は、暗号化して保存。画面には再表示しない | 実施済み |
| ブラウザ側の防御 | 外から差し込まれたスクリプトを動かさない設定(CSP)・フレームへの埋め込みの禁止・Cookie の保護(httpOnly・SameSite・Secure) | 実施済み |
| 添付ファイル | 拡張子の許可リスト・保存名は内部の ID・ブラウザでページとして実行させない | 実施済み |
| CSV 出力 | 数式として実行される先頭文字を無効化(Excel を使った攻撃の対策) | 実施済み |
| 運営者側の管理の画面 | インターネットに公開していません。 運営者は、暗号化された接続を張ったうえでだけ、開けます(お客さまの画面とは、別の入口) | 実施済み |
| サーバーへの攻撃の自動遮断・サーバーの管理 | 鍵認証のみの接続、不審な接続元の自動遮断、不要な外部への公開の制限、サーバーの自動更新 | 実施済み |
| 保存データのディスクの暗号化 | サーバーのディスク全体の暗号化は、していません | 未実施 |
| 紹介サイトの閲覧状況の集計 | 同意した閲覧者だけ。同意前は何も読み込まない。広告用の機能(Google シグナル等)は無効。会社ごとの画面・運営画面では使わない。外部スクリプトを許さない設定(CSP)は、会社ごとの画面では従来どおりで、紹介サイトの公開ページだけ、Google のドメインを許可 | 実施済み |
| 検索サービスへの表示 | 会社ごとの画面(ログイン画面を含む)は、検索サービスに表示されないよう設定 | 実施済み |
5. 記録(監査)
- ・ログイン(成功・失敗)・設定変更・権限変更・承認・添付のダウンロード・チャットログの確認・CSV 出力などを、操作ログに記録します(日時・操作した人・対象・接続元)。管理画面から検索・CSV 出力できます
- ・操作ログを、利用者が消す機能はありません。保存の期間は、400日です
6. 可用性・バックアップ
- ・バックアップ:毎日、データベースと添付ファイルをまとめて保存します(14日分を保持)。毎週、保存したバックアップが壊れていないか、実際に開いて確かめます
- ・死活監視:5分ごとにアプリの応答を確認し、止まっていれば自動で再起動します。続けて異常なら、運営者にメールで通知します。ディスク残量・バックアップの古さ・証明書の期限も、定期的に確認しています
- ・復旧:実際のサーバーで、データを壊したあとにバックアップから復元し、元に戻ることを確認済みです
- ・負荷の試験(2026年10月):公開ページとログイン画面に、毎秒約90件の負荷を10分間かけて、エラーが出ないことを確認しました。ログイン後の画面の負荷や、数日以上の連続運用は、これから実績を積みます
- ・別の拠点へのバックアップのコピー:仕組みは用意済みで、暗号化して送る処理を確認済みです。標準では設定しておらず、ご契約時に、設定の有無を決めます
- ・稼働率の保証(SLA)は設けていません(できる限りの運用です)。計画的な停止は、事前にお知らせします
7. 開発・変更管理
- ・権限・認証・承認ルート・有給の計算などは、自動テストで確認してから出します
- ・利用している部品は、脆弱性の指摘に応じて更新しています
- ・本番への反映は、反映前のバックアップと、反映後の動作確認(失敗したら自動で元に戻す)の手順で行います
8. 外部サービスの利用(再委託先)
「再委託先一覧」をご覧ください。
9. 事故が起きたとき
- ・不正アクセス・情報の漏えいのおそれを把握したときは、速やかに(目安:72時間以内)、お客さまの連絡先にお知らせし、原因・影響範囲・対応を報告します
- ・脆弱性を見つけた方へ:info@hirogeru.net に、件名に「脆弱性」と書いてお知らせください。確認のうえ、対応の状況をお返事します(お知らせいただく前に、第三者へ公開したり、他社のデータにアクセスしたりしないでください)
- ・管理者が MFA の端末を失った場合:ほかの管理者が解除します。管理者が1人しかいないときは、運営者が、本人確認のうえ、記録を残して解除します
10. まだ行っていないこと
- ・第三者機関による認証(ISMAP・ISO 27001・プライバシーマークなど)の取得
- ・外部の専門家による侵入テスト
- ・サーバーのディスクの暗号化、別拠点バックアップの標準提供
- ・電子帳簿保存法の認定
これらが必要なお客さまは、導入前にご相談ください。